有馬記念2019で引退を表明している馬たちを紹介します。(2019年12月22日中山競馬/有馬記念第64回グランプリ/芝2500m/3歳上オープンG1)
現時点で有馬記念を最後に引退を表明しているのは、リスグラシュー、レイデオロ、シュヴァルグラン、アエロリット、アルアイン、クロコスミアの6頭。
また、有馬記念で12着に敗れたスワーヴリチャードが怪我のため引退を表明。結果的に有馬記念がラストランとなりました。
各馬それぞれに有終の美を飾ってほしいと思っている中、各馬のその後の予定やG1を優勝した動画などを紹介していきます。
有馬記念2020引退馬まとめ

有馬記念引退馬2019まとめ
スワーヴリチャード
生年月日 | 2014年03月10日 (牡6歳) |
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毛色 | 栗毛 |
調教師 | 庄野 靖志(栗東) |
馬主 | 株式会社 NICKS |
生産者/産地 | ノーザンファーム/安平町 |
中央獲得賞金 | 8億9132万4000円 |
通算成績 | 19戦6勝[6-3-4-6] |
主な勝鞍 | 19’ジャパンカップ |
兄弟馬 | バンドワゴン エマノン |
系統 | サンデーサイレンス系 |
2018年大阪杯、2019年ジャパンCとG1を2勝したスワーヴリチャードが引退することが1月28日、庄野師から発表されました。1月29日日付で競走馬登録を抹消。
昨年の有馬記念で12着に敗れたものの鞍上のマーフィー騎手が最後まで追わない競馬でしたから心配はしていましたが、
「残り800メートルでマーフィーが違和感を覚えて無理をしませんでした。レース後、2週間ほどして右飛節に腫れと痛みが出始めました。幸い大事には至っておりませんが、(選出されていた)ドバイシーマクラシックを見送り、オーナーサイドと協議の結果、現役を引退することが決まりました」とトレーナーは経緯を説明した。通算19戦6勝(うち重賞5勝)。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬になる。
クロコスミア
生年月日 | 2013年05月17日 (牝6歳) |
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毛色 | 黒鹿毛 |
調教師 | 西浦 勝一(栗東) |
馬主 | 大塚 亮一 |
生産者/産地 | 小島牧場/浦河町 |
中央獲得賞金 | 3億2658万8000円 |
通算成績 | 32戦5勝[5-4-4-19] |
主な勝鞍 | 17’アイルランド府中牝馬 |
兄弟馬 | イルヴェントデーア ニーマルジョイ |
系統 | サンデーサイレンス系 |
京都2200m外回りコースは難しいコースで、そのコースのG1エリザベス女王杯を3年連続2着に好走は、相当の非根幹巧者で器用な馬だということがわかります。
これまで中山コースは[0-0-0-2]も1600mと1800mの成績で2000m以上を走っていない部分を切り取っても父ステイゴールド産駒ということで距離に不安はなく、むしろ積極的に狙いたい1頭。
ただ狙うにしても1つ条件があり、それが同型馬の存在。クロコスミアの好走条件は、逃げるか2番手追走か。
これが出来なければ、自身の持ち味を発揮することが出来ない。
クロコスミアが32戦してきて好走した枠順がポイントで、そのほとんどが1枠2枠3枠7枠[5-3-3-7]勝率27.7%連対率44.4%3着内率61.1%という成績。
1枠2枠3枠にクロコスミアで7枠8枠にアエロリットが入れば、いよいよクロコスミアの出番が出てくると考えています。
シュヴァルグラン
生年月日 | 2012年03月14日 (牡7歳) |
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毛色 | 栗毛 |
調教師 | 友道 康夫(栗東) |
馬主 | 佐々木 主浩 |
生産者/産地 | ノーザンファーム/安平町 |
中央獲得賞金 | 10億0069万7000円 |
通算成績 | 32戦7勝[7-7-7-11] |
主な勝鞍 | 17’ジャパンカップ |
父 | ハーツクライ |
母 | ハルーワスウィート |
兄弟馬 | ヴィブロス ヴィルシーナ |
系統 | サンデーサイレンス系 |
2017年のジャパンカップ優勝馬が有馬記念を最後に引退を表明。
北海道沙流郡日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りすることが決まり、同馬を管理する友道康夫調教師が11月28日に発表しました。
シュヴァルグランと言えば、馬主が元横浜ベイスターズの守護神佐々木主浩氏。
友道康夫調教師のコメント
「けがをすることもなく、丈夫な馬で、海外遠征でも頑張ってくれました。その丈夫さが子供たちにも遺伝して、活躍馬をたくさん出すことを期待しています。ラストランとなる有馬記念でもいい走りをお見せしたいと思います」
↓ジャパンカップ2017・1着/白い帽子1番
レイデオロ
生年月日 | 2014年02月05日 (牡5歳) |
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毛色 | 鹿毛 |
調教師 | 藤沢 和雄(美浦) |
馬主 | 有限会社 キャロットファーム |
生産者/産地 | ノーザンファーム/安平町 |
中央獲得賞金 | 8億8155万0000円 |
通算成績 | 16戦7勝[7-2-1-6] |
主な勝鞍 | 18’天皇賞(秋) |
父 | キングカメハメハ |
母 | ラドラーダ |
兄弟馬 | レイエンダ ティソーナ |
系統 | Mr. Prospector系 |
有馬記念がラストランになることをキャロットクラブのホームページで正式に発表されました。
前走ジャパンカップは、G1・3勝目を狙った1番人気のレイデオロが直線で伸びを欠き11着に。道中、馬場の荒れた内を終始通らされたビュイックは「自信を持って臨んだが、軟らかい馬場が合わなかった。反応が悪く、中盤でステッキを入れようかと思ったくらい」とコメント。
藤沢和雄調教師のコメント
「いい形で締めくくりたいね」と有終Vに意欲を燃やしています。
↓日本ダービー2017・1着/緑の帽子12番
リスグラシュー
生年月日 | 2014年01月18日 (牝5歳) |
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毛色 | 黒鹿毛 |
調教師 | 矢作 芳人(栗東) |
馬主 | 有限会社 キャロットファーム |
生産者/産地 | ノーザンファーム/安平町 |
中央獲得賞金 | 5億8397万9000円 |
通算成績 | 21戦6勝[6-8-4-3] |
主な勝鞍 | 19’コックスプレート |
父 | ハーツクライ |
母 | リリサイド |
兄弟馬 | プルメリアスター レイリオン |
系統 | サンデーサイレンス系 |
日本調教馬として初めてコックスプレート・豪G1を制したリスグラシューが、有馬記念を最後に引退を表明。
アーモンドアイが現役続行を表明している中、有馬記念の結果次第では、リスグラシューが年度代表馬になる可能性もあるだけに非常に注目度の高いラストランになりそうです。
↓宝塚記念2019・1着/ピンクの帽子12番
アエロリット
生年月日 | 2014年05月17日 (牝5歳) |
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毛色 | 芦毛 |
調教師 | 菊沢 隆徳(美浦) |
馬主 | 有限会社 サンデーレーシング |
生産者/産地 | ノーザンファーム/安平町 |
中央獲得賞金 | 4億5917万8000円 |
通算成績 | 18戦4勝[4-7-1-6] |
主な勝鞍 | 17’NHKマイルカップ |
父 | クロフネ |
母 | アステリックス |
系統 | Vice Regent系 |
天皇賞秋3着のアエロリットが有馬記念を最後に引退と、11月20日にサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表されました。
来年から繁殖入りする予定です。
前走後は福島・ノーザンファーム天栄で調整されており、来週中に美浦トレセンへ帰厩する。
菊沢調教師のコメント
「天皇賞後の回復が早かったので有馬記念へ。ラストランに向け、全力投球で頑張ります。スピードを生かしたこの馬らしいレースをしたいですね」と語った。
↓NHKマイルカップ2017・1着/ピンクの帽子16番
有馬記念2019出走予定馬や予想オッズ

有馬記念過去10年過去データ傾向分析
