初富士ステークス2021出走予定馬や注目馬考察・中山巧者を狙い撃ち

自己条件では無く、飛び級での出走予定ですから、強気の姿勢というか、陣営の本気度が伺える登録かなと思います。

前走菊花賞は、勝ち馬コントレイルから1.1秒差で6着。約6馬身差の6着ですから、距離が長かったのか、単純に力差なのか、このあたりの判断は難しいのですが、2走前神戸新聞杯が3着ですから距離適性に不安があったと見るのが妥当かなと思います。

今回、勝ち星はないものの、連対経験のある芝1800mにワンターンコース、さらに前走から格が落ちるレースですので、大崩は無いと見ています。ただ、特筆するような推し材料が無いのも本音ですね。

3勝クラス戦で1勝クラス未勝利馬は、例え重賞好走経験馬であっても買い辛いです。

過去10年、前走3勝クラスが好走しており、前走元町Sで2着だったムジカに人気が集まる事が予想されますが、前走阪神芝2000m組[1-0-0-14]と苦戦しており、このあたりがどうか。

また、中山コースは初となり、コース適性の不安も残りますので、少し推し辛い1頭です。

それでも、差し馬に展開が向きやすい中山芝1800m3勝クラスですから、中団やや後ろから競馬をするムジカにとっては、ハマる可能性もありますので、当日の枠順などを見ながら一考したい1頭です。

ここ2戦は、3勝クラスで勝ちきれていないレースが続き、そろそろ3勝クラスを卒業しても良さそうかなと。

中山芝1800mは、2走前レインボーSで2着に好走しており、タイム1:48.3は、先週行われた同コースオープンクラスのディセンバーＳ勝ち馬より上のタイムですから普通に強いのは確かです。

ただし、初富士S過去10年、斤量55kgは[0-5-3-27]と勝ち切れておらず、牝馬限定なら[0-2-1-11]とさらに苦戦しています。

良血馬で期待されているドナアトラエンテですが、今回も勝ち切るには不安なデータが揃っているレースになります。

前走フルーツラインカップは、単勝2番人気で11着に大敗。久々の競馬に馬場が合わなかったと解釈すれば、度外視して良いレースだったと思います。

中山芝1800mは[2-0-2-0]3着内率100%と相性が良く、持ちタイム1:48.1秒は好タイムに入るため、斤量56kgのここは、期待十分。

スローペースからミドルペースまで対応して来た脚質に決めても兼ね備えていますので、馬場が悪くなってくる中山7日目開催でも、大崩なく、勝ち負け出来る1頭になると思います。