小倉大賞典2020の予想や過去データ傾向を紹介します。(2020年2月23日小倉競馬第54回小倉大賞典4歳以上オープンG3ハンデ/芝1800m)
個人的には非常に面白い1戦で、有馬記念8着から立て直しをはかるヴェロックスが馬券になるのかどうか?ここを予想するだけで楽しくて仕方がない状態です。
過去9年間で単勝2倍台を切った単勝1番人気の出現は無く、このまま行けば、ヴェロックスが初の1倍台になりそうな中、「G3のハンデ戦でしかも小倉で単勝1倍台が来るとは思えない」と言った、自分の競馬に対する本能の部分が問いかけて来るわけで。
実際に過去9年の単勝1番人気が[2-1-2-4]と連対率33%程度ですから、やはり・・・ね。
それでも息の長い脚質が武器で、新馬戦では小倉1800mを先行して余裕で後続馬をちぎっていますので、無駄な憶測で盛り上がっている場合ではないかなと思いながらも、各馬の近走内容をチェックしながら予想に入っていきます。
小倉大賞典2020予想オッズ
引用先:ネット競馬
小倉大賞典2020枠順
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | アロハリリー | 牝5 | 54.0 | 中谷雄 | [栗]高野友 |
2 | 2 | カデナ | 牡6 | 57.0 | 鮫島克 | [栗]中竹和 |
3 | 3 | テリトーリアル | 牡6 | 56.0 | 藤岡康 | [栗]西浦勝 |
3 | 4 | (地)レイホーロマンス | 牝7 | 51.0 | 松若風 | [栗]橋田満 |
4 | 5 | サイモンラムセス | 牡10 | 53.0 | 小牧太 | [栗]梅田智 |
4 | 6 | ヴェロックス | 牡4 | 57.0 | 川田将 | [栗]中内田 |
5 | 7 | ナイトオブナイツ | 牡7 | 56.0 | 丹内祐 | [栗]池添兼 |
5 | 8 | アンノートル | 牡6 | 54.0 | 柴田大 | [美]田中博 |
6 | 9 | エメラルファイト | 牡4 | 56.0 | 石川裕 | [美]相沢郁 |
6 | 10 | アウトライアーズ | 牡6 | 54.0 | 丸田恭 | [美]小島茂 |
7 | 11 | (外)タニノフランケル | 牡5 | 55.0 | 吉田隼 | [栗]角居勝 |
7 | 12 | ドゥオーモ | 牡7 | 52.0 | 勝浦正 | [栗]野中賢 |
8 | 13 | ジナンボー | 牡5 | 55.0 | Aシュ | [美]堀宣行 |
8 | 14 | ランスオブプラーナ | 牡4 | 55.0 | 横山武 | [栗]本田優 |
展開予測
逃げるのは昨年同様にサイモンラムセス。4枠を引いたことや、他にこれといった逃げ馬が不在のため、楽にハナを奪える形。
サイモンラムセスが逃げればミドルペース以内が想定出来、メンバーの脚質を見る限り、久々のスローペースもあるような形。
先行勢には、アロハリリーやテリトーリアル、ランスオブプラーナやタニノフランケルあたり。一団は淡々とした流れの中、好位中団には、ヴェロックスやジナンボー、エメラルファイトなどが続き、後方には、レイホーロマンスやドゥオーモ、ナイトオブナイツが構える形。
レースが動き出すのは3角をすぎたあたりで、後方勢が一気にスピードを上げ、全馬一団となって最後の直線へ。
後続馬を引き離しにかかるサイモンラムセスに先行勢からはアロハリリーが前に詰め寄り、中団勢からヴェロックスが猛追してくる形。
小倉大賞典2020予想
良く「戦って来た相手が違う」といった書き方をしますが、それがまさにヴェロックスのことを指すとすれば、重賞未勝利馬で3歳の春先から勝鞍が無いといった状況でも「負けて強しの競馬」と言える存在なのは確か。
ただ、脚質の並びを見る限り、ミドルペース以内を想定していて、そうなれば先行~差し馬に展開が向き、さらにパワーを要する後半開催の馬場なら、他の馬を狙ってみたいのが本音。
特に馬場荒れが目立っていても近年は1枠2枠3枠の内枠が好走しており、今年も一発やってくれそうな馬がいますので、狙ってみたいと思います。
◎本命:複勝
アロハリリー
3走前小倉日経OPをタイム1:46.4秒で1着。ミドルペースを先行しながら抜け出す競馬で、開催10日目だったことを考えると好内容だったかなと。
特にパワーの要する馬場を内を先行しながら最後まで伸びていた脚質は、まさに小倉大賞典のメンバーではかなりプラスになる材料で、今回も同様の1枠というからには狙うべき1頭とまで言いたくなる存在。
サイモンラムセスが逃げる展開を3番手あたりで追走。
最後の直線で仮にヴェロックスに目標にされても、今回も斤量54キロですから良い勝負をするかなと。
前走愛知杯で叩いた上積みも見込め、距離短縮はプラスに出るはず。4角で3番手以内を通過、さらにサイモンラムセスを捕らえにかかった時には、ニヤッとしながら声を出して良いレベルだと思います。
◎アロハリリー
○ヴェロックス
▲カデナ
△サイモンラムセス
△エメラルファイト
×タニノフランケル
×ジナンボー
馬連◎◯=◎◯▲△△××11点
[common_content id=”10529″]小倉大賞典2020過去データ傾向
中京開催以外の過去9年の結果を参考にしています。
単勝人気別
- 単勝1番人気[2-1-2-4]
- 単勝2番人気[1-1-0-7]
- 単勝3番人気[2-0-0-7]
- 単勝4番人気[1-0-2-6]
- 単勝5番人気[1-0-3-5]
- 単勝6番~9番人気[2-5-0-29]
- 単勝10番人気以下[0-2-2-56]
- 単勝1、2番人気の4歳馬が[3-1-2-2]と好走
- 単勝6番人気以下が好走している中で、小倉コース複勝率65%以上が穴を開けていた。狙えそうな該当馬は、アロハリリーとタニノフランケルの2頭。特にアロハリリー持ちタイム1:46:4は好タイム
所属別
- 関東[1-2-219]
- 関西[8-7-7-95]
- 関東馬単勝4番人気~6番人気が[1-2-2-2]と好走。注目馬としてはエメラルファイト
性別
- 牡馬[9-8-9-101]
- 牝馬[0-1-0-13]
前走クラス別
- G1[1-0-0-4]
- G2[2-4-2-17]
- G3[3-4-5-60]
- オープン特別[1-1-2-25]
- 1600万[2-0-0-9]
- 近5年の3着以内15頭中、前走2000m以上が12頭。中心は距離短縮馬
年齢
- 4歳[3-1-2-15]
- 5歳[3-1-4-26]
- 6歳[1-2-0-33]
- 7歳以上[2-5-3-40]
脚質傾向
- 逃げ[3-0-1-6]
- 先行[3-2-3-24]
- 差し[0-5-4-42]
- 追い込み[2-1-1-37]