中山金杯2020の予想や予想オッズ・過去データ傾向を紹介します。(2020年1月5日中山競馬第69回日刊スポーツ賞中山金杯4歳以上オープンハンデG3/芝2000m)
過去10年の結果を参考にすると荒れたような結果となっている中でも勝ち馬は単勝5番人気以内からという点がポイントになるかなと。
G3ハンデ戦であっても意外と大きく荒れていない中山金杯ですから予想する上でもこのあたりは注意したいところです。
今年は、上がり馬クレッシェンドラヴに前走チャレンジカップで久々を快走トリオンフが上位人気の中山金杯2020。
過去データ的に言えば、この2頭が該当してきますので、まずはこの2頭から予想に入っていきます。
中山金杯2020予想オッズ
引用先:ネット競馬
中山金杯2020枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | テリトーリアル | 牡6 | 56.0 | 藤岡 康太 |
1 | 2 | ブラックスピネル | 牡7 | 57.0 | 津村 明秀 |
2 | 3 | クレッシェンドラヴ | 牡6 | 57.0 | 内田 博幸 |
2 | 4 | ノーブルマーズ | 牡7 | 56.0 | F.ミナリク |
3 | 5 | レッドローゼス | 牡6 | 56.0 | 田辺 裕信 |
3 | 6 | マイネルハニー | 牡7 | 56.0 | 横山 武史 |
4 | 7 | トリオンフ | 騸6 | 58.0 | 三浦 皇成 |
4 | 8 | ウインイクシード | 牡6 | 55.0 | 松岡 正海 |
5 | 9 | ギベオン | 牡5 | 57.5 | S.フォーリー |
5 | 10 | シャイニープリンス | 牡10 | 55.0 | 勝浦 正樹 |
6 | 11 | アンノートル | 牡6 | 54.0 | 柴田 大知 |
6 | 12 | タニノフランケル | 牡5 | 55.0 | 石橋 脩 |
7 | 13 | イレイション | 牡8 | 55.0 | 北村 宏司 |
7 | 14 | メイショウエイコウ | 牡6 | 53.0 | 大野 拓弥 |
8 | 15 | カデナ | 牡6 | 57.0 | 鮫島 克駿 |
8 | 16 | マイネルサーパス | 牡4 | 55.0 | 丹内 祐次 |
8 | 17 | ザダル | 牡4 | 55.0 | O.マーフィー |
中山金杯2020予想
昨年末からの連続開催でAコースからCコースへ移動する中、1枠~6枠が好走しており、今年もその傾向が続くかなと考え、また先行勢が揃ったことでミドルペース以上を想定。
ミドルペースでもパワーの要る馬場状態となり、コーナーが4つあるコースにG前の坂道などで上がり決着が得意な馬には厳しいコース。
また、ミドルペースにパワーを要することで、先行~差しといった決まり脚質の広いレースになる傾向が強く、最終的には地力の高さと距離ロスを防げた位置取りが物を言いそうなレース展開を想定しています。
過去データは、クレッシェンドラヴとトリオンフ、そしてカデナあたりが該当馬になり、京都金杯と違い、比較的上位拮抗の結果になるかなと。
また、過去10年、当日単勝5番人気以内からのみ優勝馬が出ており、単複屋の私としては、そのあたりを基本に枠順や展開、過去データから予想に入っています。
本命◎:複勝
クレッシェンドラヴ
ミドルペース以上を想定している中で、どんな展開でも結果を出してきたクレッシェンドラヴは妥当の軸馬になるかなと。
これまで2000m芝は4勝を挙げており、中山2000mは[2-0-0-0]の成績。共にスローとミドルペースで優勝しておりさらに上がり最速での結果。
ここは素直に期待したい1頭ですね。
2019年は飛躍の年となり前走福島記念で初重賞制覇。単勝1番人気で優勝したことやハイペースをパワーと持続力を十分に活かした捲り競馬がその強さを表したような1戦でした。
今回は、2枠ということである程度前に付ける競馬をしてくると思います。ここで変に後ろへ下がると厳しい結果が待っていそうですが6番手7番手までなら十分に差してこれると思います。
対抗◯
トリオンフ
前走チャレンジカップは久々の競馬もしぶとく抜け出し2着と地力の高さを示したレースで、逃げることを躊躇なく選択した岩田騎手のファインプレーも光っていたようなレースでした。
これまで2000mは、[3-2-0-2]と得意の距離。クレッシェンドラヴと同様にペースに左右されない脚質と持続力が群をぬいており、我慢比べならかなり能力が高い馬。
また、小倉記念や小倉大賞典を優勝していることから初の中山コースもしっかりと走れると思いますし、4つのコーナーがあるコースもプラス。
阪神コースのような坂道があるコースも得意ですから高速決着になりにくい今回は期待が出来ると考えています。
◎クレッシェンドラヴ
◯トリオンフ
▲マイネルサーパス
△ブラックスピネル
△カデナ
×レッドローゼス
×テリトーリアル
×ウインイクシード
馬連◎◯=◎◯▲△△×××13点
京都金杯2020最終予想

中山金杯過去データ傾向
- 単勝1番人気[4-1-3-2]
- 単勝2番人気[2-1-0-7]
- 単勝3番人気[2-0-0-8]
- 単勝4番人気[1-2-1-6]
- 単勝5番人気[1-2-3-4]
- 単勝6番~9番人気[0-3-1-26]
- 単勝10番人気以下[0-1-2-63]
- 勝ち馬は単勝5番人気以内から。関西馬は前走G2G3の1800mor2000m組の活躍が目立ち、該当馬が当日単勝5番人気以内なら[4-1-4-6]
- 当日単勝30倍以上が[0-0-2-66]と苦戦
- 関東馬[6-7-4-81]
- 関西馬[4-3-6-45]
- 4歳[3-2-2-17]
- 5歳[3-4-4-21]
- 6歳[2-3-2-31]
- 7歳[2-1-2-30]
- 8歳以上[0-0-0-27]
- 4歳5歳6歳が中心
- 8歳以上の3着以内は無し
- 7歳で馬券に絡んだ5頭の前走は、オープン特別5着以内で当日単勝5番人気以内
- 1枠[1-1-2-14]
- 2枠[3-4-0-11]
- 3枠[3-0-2-14]
- 4枠[1-0-1-18]
- 5枠[0-1-2-17]
- 6枠[2-3-3-11]
- 7枠[0-0-0-20]
- 8枠[0-1-0-21]
- 7枠8枠[0-1-0-41]と苦戦。1枠~3枠が優秀で内枠が有利なレース
- 13番より外番[0-1-0-36]
- 53キロ以下[0-0-1-24]
- 54キロ[0-1-2-25]
- 55キロ[2-2-2-24]
- 55.5キロ[0-0-0-0]
- 56キロ[2-4-1-33]
- 56.5キロ[1-0-2-0]
- 57キロ[3-1-0-14]
- 57.5キロ[1-1-2-4]
- 58キロ以上[1-1-0-1]
- 斤量53キロは[0-0-1-25]と軽ハンデ馬は苦戦
- 斤量56.5キロ以上で当日単勝2番人気以内[3-1-2-1]
- 全体的にハンデが見込まれた実績馬が好走しているレース
中山金杯2020【1週間前評価】
クレッシェンドラヴ
年齢 | 牡6歳 |
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調教師 | 林 徹(美浦) |
生産者 | 木村 秀則 |
中央獲得賞金 | 1億4684万4000円 |
通算成績 | 20戦6勝[6-4-2-8] |
主な勝鞍 | 2019福島記念 |
父 | ステイゴールド |
母 | ハイアーラブ |
系統 | サンデーサイレンス系 |
昨年は、念願の重賞初制覇(福島記念)をするなど本格化したクレッシェンドラヴ。6戦を消化し、すべてコンマ5秒以内にまとめ安定感が増した1年だったかなと。
脚質の幅も増え、先行しながら切れる脚を出せるようになったのも本格化した証。
母系が欧州系で時計のかかる馬場にはめっぽう強く、小回りコースが得意で全6勝のうち、中山4勝、福島1勝、函館1勝となっている部分からもその適正が伺えるます。
中山芝2000mは[2-0-0-0]と相性が良く、持ち時計2:00.2も優秀。これが美浦S(1600万)斤量57キロで出した時計ですから中山金杯でも十分に勝ち負けが出来る内容。
クレッシェンドラヴの最大の魅力は何と言っても展開に左右されない脚質。スローペースからハイペースまですべてをこなせる脚質は魅力で2000m以上の中山コースを4角5番手以内から上がり3F3位以内で前をとらえる力も非凡。
馬体さえ走れる状態であれば期待出来る1頭だと思います。
↓美浦S1着・黄色い帽子5番クレッシェンドラヴ
トリオンフ
年齢 | セ6歳 |
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調教師 | 須貝 尚介(栗東) |
生産者 | レイクヴィラファーム |
中央獲得賞金 | 1億8462万6000円 |
通算成績 | 17戦6勝[6-5-0-6] |
主な勝鞍 | 2018小倉記念 |
父 | タートルボウル |
母 | メジロトンキニーズ |
系統 | Northern Dancer系 |
前走チャレンジカップが約1年半ぶりのレースで2着とその地力の高さを証明した内容でした。
シャケトラもそうでしたが近代競馬における長期放牧明けは、いきなりからでも走れる状態だという認識をしながら予想に入るのがベストかもしれません。
ひと昔前であれば「叩いてからの2戦目3戦目」が基本でしたがこれだけ多くの好走馬を目の当たりにすると考え方を改める必要がありますね。
これまでのトリオンフは、1800mと2000mを中心に走ってきており、2000mが[3-2-0-2]と得意の距離。前走チャレンジカップで2着に好走したように坂道も問題なく、小倉記念を優勝している部分から見ても初の中山コースは走ってこれそうで。
最終的に2走ボケがあるかないかと斤量がどの程度になるのかがポイント。
57キロは[1-0-0-2]。大型馬で馬格がありますからそこまで心配は無いと思いますがこのあたりも予想のポイントになって来ると思います。
↓チャレンジC2着・緑の帽子7番トリオンフ
ギベオン
年齢 | 牡5歳 |
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調教師 | 藤原 英昭(栗東) |
生産者 | 社台ファーム |
中央獲得賞金 | 1億2709万3000円 |
通算成績 | 11戦3勝[3-2-0-6] |
主な勝鞍 | 2018中日新聞杯 |
父 | ディープインパクト |
母 | コンテスティッド |
系統 | サンデーサイレンス系 |
前走チャレンジカップは、思った以上に伸び悩む結果の9着。それでも勝ち馬からコンマ4秒差でしたからそこまで悲観することもないかなと思いながら勝ちきれない部分が改善してこないなと。
これまで毎日杯2着や鳴尾記念4着。中日新聞杯1着など中距離では安定した成績を残してきましたが、
基本的にある程度の流れを前で追走しながら抜け出す競馬が合っていますのでスローペースの上がり勝負になると分が悪いタイプ。
切れ負けをする分、展開の助けが必要になることを前走で確認出来ましたので、中山金杯は試金石の1戦になるかなと。
さらに言えば、適正距離は1800mまでがベストのような感じもしますので、このあたりは中山金杯で再度確認したいところです。
↓チャレンジC9着・黒の帽子9番ギベオン
ザダル
年齢 | 牡4歳 |
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調教師 | 大竹 正博(美浦) |
生産者 | 新冠橋本牧場 |
中央獲得賞金 | 4771万8000円 |
通算成績 | 5戦3勝[3-0-1-1] |
主な勝鞍 | 2019プリンシパルS |
父 | トーセンラー |
母 | シーザシー |
系統 | サンデーサイレンス系 |
菊花賞13着後に放牧。そして放牧明け初戦が中山金杯からということで初の古馬対決も重なり何かと不安材料が多く感じるザダル。
中山コース[2-0-1-0]と相性が良く持ちタイムは2:01.2。これが500万クラスでの時計ですからまずまずの内容かなと。
今回は古馬との1戦も得意の中山コースですから大敗することは無いと思いますし、ハンデも見込まれることは無いと思いますので条件的には悪くないのですが、強力な同型馬が数頭いますのでどこまで応戦が出来るのか?これが鍵になってくると思います。
↓セントライト記念3着・白い帽子1番ザダル