複勝馬券は、3着までに入れば的中となる馬券です。
3着までに入れば的中となりますので、
簡単そうに思われがちですか、
けっこう奥が深く難しい馬券なんです。
1回や2回、複勝馬券で勝負して勝つことが出来ても、
10回、20回と回を重ねていくことで、
その難しかさがわかってくるはずです。
そこで今回は、競馬初心者さんが
複勝馬券を予想する時に役立つ3つのポイントをご紹介しますね
複勝で安定した結果を出すには、「上位人気から」を意識して予想をする
複勝馬券の肝は、単勝1番人気が3倍以上の時に
その単勝1番人気が来るかどうか見極めるということです。
これが、複勝1点のみで勝負をする時に
的中率も回収率も安定してきます。
単勝1番人気の3着内率は例年70%前後に集約されています。
予想もしないで毎回、単勝1番人気の馬を買えば、
年間的中率は70%前後になるということです。
しかし、それでは、回収率がマイナスになりますよね?
複勝馬券は、各馬券種の中で最も配当が低くなりやすい馬券種です。
ですから、単勝1番人気の的中率が70%前後あったとしても、
回収率期待値が低くなってきます。
特に単勝1番人気の複勝オッズが1.1倍とか1.3倍などが
平均ですので、
ただ単純に買い続けるだけでマイナスになってしまいます。
では、どうするのか?
実は、単勝1番人気のオッズにも倍率の幅があります。
複勝幅ですね。
複勝幅は、1倍台~4倍以上まで幅が広く、
複勝のオッズも必然的に幅が広くなります。
そこで単勝1番人気で3倍以上の馬の複幅を狙っていきます。
狙い方としては、
- リーディング5位~10位の騎手へ乗り替わりの時
- 実力はあるが長期放牧明けが理由で人気がそこまで上がっていない時
- 何が来てもおかしくない扱いをされている時の1番人気
以上のような時は、単勝1番人気で3倍台以上の馬を狙ってみるのがおすすめです。
未勝利戦、ダートから芝変わり初戦と2戦目を狙う
特に未勝利戦で回収率の期待値に期待出来るのがダートから芝に路線を変更してきた馬になります。
各厩舎は、その馬の適性を判断して、
芝かダートのどちらかを選定してレースに出走させています。
しかし、その馬によっては、適正を見抜くのが難しい場合もあります。
走らせてみないとわからない時があるのです。
基本的に未勝利戦の場合は、
ダートから芝変わりが
覚醒しやすいと思っています。
というのも、
芝はダートよりも
足元に負担がかかるからです。
若駒のうちは、芝適正があったとしても、
足元が弱いためダートで足元を慣らしてから
芝に向かうこともあるため、
変更初戦や2走目が狙いやすくなってきます。
また、単純にダート血統だと思っていた馬が実は、
芝のほうが走ったということもよくある話です。
馬は、生き物で話すことが出来ません。
走らせて見ないとわからない場合が多々あります。
ですのでダートで成績が悪くても
芝変わりで覚醒することが多く見られるのです。
狙い方としては、
- ダートでコンマ5秒以内を一度でも出した馬
- リーディング上位騎手への乗り替わり
- 母方2代前以降に芝血統がある場合
- ダートでは、先行脚質であった
- 芝レースが前走より距離延長の場合
以上の項目で2つ以上当てはまる場合は、狙っていく価値はありますね。
前走1400mから1200mへの距離短縮馬を狙う
特に1200mに出走する場合、
前走1400mからの距離短縮馬が狙いやすいです。
各競馬場のコースバイアスにもよりますが
基本的に1400mで勝ち馬からコンマ5秒差以内の馬でしたら
1200mに出走してきた場合は、狙う価値があります。
注意点としては、上位1番人気~5番人気を選定馬の目安にすることです。
実力がありながら、本来あるべき適正距離ではなかった
1400mに出走した場合があるためです。
- 過去成績で1200m以上の連対経験がある
- 前走から中1週や中2週までの出走
- リーディイグ上位騎手が再度騎乗やリーディング上位騎手への乗り替わり
まとめ
複勝馬券は、使う側の使い方によって
回収率が上がったり下がったりと
取り扱うには少々難しい面も持ち合わせていますが
自信のある場合は、複勝1点で攻めるのも、
ひとつの手段としては
高いパフォーマンスを発揮してくれる場合もあります。
基本は連系の馬券で攻め立て
「ここぞ!」って時には複勝馬券で攻めてみてはどうでしょうか?