優駿牝馬(オークス)出走予定登録馬や優先出走馬・収得賞金順や注目馬評価を紹介します
今年は、フルゲート18頭に対して、25頭の登録馬。さらに収得賞金900万円の8頭が抽選となり、その内2頭がオークスへの出走となります。
オークス2020の出走予定登録馬で人気の中心になるのは、やはり桜花賞馬のデアリングタクト。ただ1頭だけ凄い末脚で差して来た脚質を見るだけでも、初もの尽くしのオークスだったとしても期待が持てる1頭かなと。
さらに桜花賞2着馬レシステンシア以外の優先出走馬全4頭も登録をしており、非常に楽しみな1戦になりそうです。
また、キャリア1戦の身でありながら、スイートピーSを優勝して優先出走権を獲得したデゼル。こちらも上位人気の一角になりますので要注目馬ですね。
それでは、優駿牝馬(オークス)2020出走予定登録馬や優先出走馬・収得賞金順や注目馬5頭の評価を紹介します。
優駿牝馬(オークス)2020出走予定登録馬

※収得賞金順
優先出走馬
- デアリングタクト/桜花賞1着
- スマイルカナ/桜花賞3着
- グラヴァシュドール/桜花賞4着
- ミヤマザクラ/桜花賞5着
- ウインマリリン/フローラS1着
- ホウオウピースフル/フローラS2着
- デゼル/スイートピー1着
収得賞金順
- マルターズディオサ4800万円
- サンクテュエール2900万円
- アブレイズ2150万円
- ウインマイティー2100万円
- リアアメリア2000万円
- ウーマンズハート2000万円
- マジックキャッスル700万円
- インターミッション1600万
- チェーンオブラブ1400万
- リリーピュアハート900万円
- ミスニューヨーク900万円
- フィオリキアリ900万円
- ソフトフルート900万円
- ショウナンハレルヤ900万円
- ショウナンナデシコ900万円
- クリスティ900万円
- エヴァーガーデン900万円
- ルトロヴァイユ400万円
出走予定登録馬25頭に対して、フルゲートは18頭。
優先出走馬の7頭に加え、収得賞金1100万以上の計16頭が出走可能。同900万円の8頭から抽選対象。うち2頭が出走可能。ルトロヴァイユ400万円は除外対象。
優駿牝馬(オークス)2020予想オッズ

引用先:ネット競馬
優駿牝馬(オークス)2020注目馬評価
デアリングタクト
生年月日 | 2017年04月15日 (牝3歳) |
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毛色 | 青鹿毛 |
調教師 | 杉山 晴紀(栗東) |
馬主 | 株式会社ノルマンディーサラブレッドレーシング |
生産者 | 長谷川牧場 |
中央獲得賞金 | 1億5737万5000円 |
通算成績 | 3戦3勝[3-0-0-0] |
主な勝鞍 | 20’桜花賞 |
兄弟馬 | マオノジーナス |
系統 | Roberto系 |
前走桜花賞は、キャリア2戦の身でありながら単勝2番人気に支持され優勝。
レースは重馬場となり、ラスト1ハロンが13秒8もかかる消耗戦でしたが、デアリングタクトただ1頭だけ違った末脚でゴール手前でレシステンシアを差し切り。
とにかく唖然とする末脚で、それが重馬場でのレースですから、オークスでの「距離適性」「コース適性」「輸送」など、すべての初経験を度返ししてしまう内容に見えました。
オークスも期待出来る1頭だと思います。
ただし、本命馬は他にいますので、ここは良くて対抗評価まで。
参考レース:桜花賞2020/黄色い帽子9番がデアリングタクトです
デゼル
生年月日 | 2017年02月18日 (牝3歳) |
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毛色 | 青鹿毛 |
調教師 | 友道 康夫(栗東) |
馬主 | 有限会社 社台レースホース |
生産者 | 社台ファーム |
中央獲得賞金 | 2550万6000円 |
通算成績 | 2戦2勝[2-0-0-0] |
主な勝鞍 | 20’スイートピーS |
系統 | サンデーサイレンス系 |
前走スイートピーSを単勝1番人気で優勝。わずかキャリア2戦目での優先出走権獲得は、才能の高さを示す内容で、4角13番手から追い込み、上がり3F32秒5の末脚は、デアリングタクトをも彷彿させる走りだったと思います。
ただしタイムは平凡で、残り500mの上がり勝負で勝ったとも言える内容ですから、レースを引っ張る馬や先行勢のレベルが低ければ、レースレベルも落ちることに。
また、キャリア2戦のオークスでの成績が[0-0-0-3]も不安材料のひとつです。
このあたりも考慮すれば、良くて連下までの評価にしたいですね。
参考レース:スイートピーS1着/青い帽子4番がデゼルです
サンクテュエール
生年月日 | 2017年02月13日 (牝3歳) |
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毛色 | 鹿毛 |
調教師 | 藤沢 和雄(美浦) |
馬主 | 有限会社 キャロットファーム |
生産者 | ノーザンファーム |
中央獲得賞金 | 5745万6000円 |
通算成績 | 4戦2勝[2-1-0-1] |
主な勝鞍 | 20’日刊スポシンザン記念 |
兄弟馬 | ジークカイザー・ヴェルテアシャフト |
系統 | サンデーサイレンス系 |
前走桜花賞は単勝3番人気で6着。勝ち馬からコンマ8秒差ですから、そこまで悲観する内容ではなかったかなと。
スタートも良く、インのポケットにスッと入り込み7番手の競馬。スピードが速くなる角手前から5番手まで押し上げ、横2列目から直線へ。
完璧な騎乗に完璧な位置取りで追い出し、あとは伸びるだけの競馬でしたが、上がり3F38.1と最後は足が上がったような走り。
それでも重馬場だったことを考えれば、善戦しており、内と外の伸び方も考えれば、まずまずのレースだったと思います。
で、重馬場だったことで桜花賞を度返しと決めつけて、オークスを睨んだ時の評価が難しいところで、全兄ジークカイザーの適正距離は芝1800mまでですから、一気の4ハロン延長は少し厳しい可能性も。
また、良馬場が大前提となってきますので、今回は連下までの評価が打倒でしょうか。
参考レース:桜花賞2020/黒い帽子4番がサンクテュエールです
クラヴァシュドール
生年月日 | 2017年02月01日 (牝3歳) |
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毛色 | 青鹿毛 |
調教師 | 中内田 充正(栗東) |
馬主 | 株式会社 山紫水明 |
生産者 | 下河辺牧場 |
中央獲得賞金 | 7354万4000円 |
通算成績 | 5戦1勝[1-2-1-1] |
主な勝鞍 | 19’サラ2歳新馬 |
兄弟馬 | ノースザワールド・ショウナンダズル |
系統 | サンデーサイレンス系 |
前走桜花賞は単勝6番人気で4着。勝ち馬からコンマ7秒差と惜しい競馬をしており、今回のオークスでは、◎本命馬として、積極的に狙っていきたい1頭です。
桜花賞のスタートはまずまずも、出たなりの位置取りで7番手を追走。3角手前の速くなるたところで、他馬と同じように上がっていくのでは無く、なだめながら位置取りを下げた格好で4角へ。
最後の直線では、スッポリと空いた最内を突く競馬で、グングンと前2頭の差を縮めるも、あと1歩及ばずの4着。
馬場の悪い内を上がって来て、上がり3F37.1ですから善戦した内容だと思います。
で、このレースはミルコ・デムーロ騎手の好判断が光ったレースで、仮に3角から同じように上がっていれば、最後の直線で大渋滞に巻き込まれるか、最後まで伸びる足を出せなかったと思います。
オークスも引き続きミルコ・デムーロ騎手が手綱を取りますので、2週連続G1制覇も十分にあるかなと期待しています。
参考レース:桜花賞2020/緑の帽子11番がサンクテュエールです
ウインマイティー
生年月日 | 2017年04月01日 (牝3歳) |
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毛色 | 芦毛 |
調教師 | 五十嵐 忠男(栗東) |
馬主 | 株式会社 ウイン |
生産者 | コスモヴューファーム |
中央獲得賞金 | 3864万1000円 |
通算成績 | 6戦3勝[3-1-0-2] |
主な勝鞍 | 20’忘れな草賞 |
兄弟馬 | ウインヒューゲル・リアルフェイス |
系統 | サンデーサイレンス系 |
穴馬の位置づけで興味津々のウインマイティー。
前走忘れな草賞は、単勝3番人気で1着。稍重を先行しての抜け出しですから、タイムや着差以上に強い内容だったと思います。
過去10年、忘れな草賞を2連勝で飾り、オークスで好走している馬が2頭おり、前年の優勝馬ラブズオンリーユーと2011年優勝馬エリンコートがそれに該当。
忘れな草賞のタイムは、稍重なら平均タイムで、エリンコートの良馬場と比べても1秒程度の違いですから、個人的には「色気出して買うか!」といったところです。
今回は、ミルコ・デムーロ騎手がクラヴァシュドールへの騎乗が濃厚で残念ですが、それでも密かに期待しているのは間違いないですね。