競馬の中距離とは何メートル？歴代最強馬ランキングも紹介！

この記事では、競馬の中距離とは何メートル？歴代最強馬ランキングも紹介！と題して、競馬初心者にもわかるように解説しています。

結論、中距離レースは、芝2000mから芝2400mの範囲が一般的です。

ただし、これは芝レースに限り、ダートレースになれば、1800m以上は長距離に分類されます。

競馬における中距離とは何メートル？その定義と特徴

中距離レースは、競馬の中でも特に注目される距離で、芝2000mから芝2400mの範囲が一般的です。

この距離ではスピードとスタミナの両方が求められ、競走馬の総合力が試されます。

特に、日本競馬では天皇賞（秋）や日本ダービーなど、名馬が集まる重要なレースがこの距離で行われます。

中距離レースの距離とは？一般的な距離範囲

中距離レースは、一般的に芝2000mから芝2400mの範囲で設定されることが多いです。

例えば、日本ダービーや天皇賞（秋）など、競馬ファンにとっても特に注目されるレースがこの範囲に含まれます。

この距離は、競走馬にスピードとスタミナの両方を要求するため、特にバランスの取れた馬が活躍する傾向があります。

短距離と長距離の要素が混ざり合うこの距離は、競馬の中でも最も競争が激しい分野の一つです。

ちなみに、芝2400mのことをクラシックディスタンスと呼ばれ、日本ダービーを目指して戦う3冠の皐月賞、日本ダービー、菊花賞などをクラシックレース、クラシック戦線とも呼びます。

中距離レースが競馬界で重要視される理由

中距離レースが競馬界で重要視される理由の一つは、レースに必要とされる能力が多岐にわたる点にあります。

スタートからのダッシュ力、レース中のペース配分、そして最後の直線でのスピードとスタミナの両立が求められます。

中距離レースは、短距離のスプリント力と長距離の持久力のバランスが鍵となるため、総合力に優れた馬が強さを発揮します。

日本競馬の三冠レースやジャパンカップなど、最も注目されるレースがこの距離で行われることも、この距離が競馬界で特別視される理由です。

中距離の何メートルが最強馬と呼ばれるのか？

中距離で最強馬と呼ばれる条件は、芝2000mから芝2400mが最も適しています。

日本ダービー（芝2400m）や天皇賞（秋）（芝2000m）など、競馬界を代表するレースがこの範囲で行われていることも、この距離が最強馬を生み出す背景の一つです。

芝2000mのレースでは、スピードと瞬発力が問われる一方、芝2400mになるとスタミナと持久力も求められるため、バランスの取れた総合力の高い馬が活躍します。

多くの名馬がこの距離で輝いており、中距離が「最強馬の産地」と言われる所以です。

競馬のレースを「短距離」「中距離」「長距離」に分類すると

競馬のレースは、主に短距離、中距離、長距離に分類されます。

短距離はおおむね芝1200m以下、中距離は芝2000mから芝2400m、長距離は芝3000m以上が一般的な分類です。

各距離にはそれぞれの特徴と戦略があり、馬や騎手に求められる能力も異なります。

以下は、競馬のレースを短距離、中距離、長距離に分類し、それぞれの距離ごとに代表的なレースを3つ紹介しています。

長距離に関しての解説は▶▶　競馬の長距離レース一覧｜初心者にもわかりやすいレースの魅力解説

短距離（芝1200m以下）

• 高松宮記念（G1） – 芝1200m、中京競馬場
• スプリンターズステークス（G1） – 芝1200m、中山競馬場
• 函館スプリントステークス（G3） – 芝1200m、函館競馬場

中距離（芝2000m～芝2400m）

• 天皇賞（秋）（G1） – 芝2000m、東京競馬場
• 日本ダービー（東京優駿）（G1） – 芝2400m、東京競馬場
• 宝塚記念（G1） – 芝2200m、阪神競馬場

長距離（芝3000m以上）

• 天皇賞（春）（G1） – 芝3200m、京都競馬場
• 菊花賞（G1） – 芝3000m、京都競馬場
• ステイヤーズステークス（G2） – 芝3600m、中山競馬場

これらのレースは、それぞれの距離における最高峰の競走であり、特に注目されるレースです。

中距離レースの代表的なレースと歴代最強馬の活躍

中距離レースには、競馬界を代表するレースが数多く存在し、そこでは歴史的な名馬たちが数々の名勝負を繰り広げてきました。

特に、芝2000mから芝2400mのレースは、日本競馬においても最も注目される距離で、数々の名馬がその実力を証明する場となっています。

ここでは、代表的な中距離レースとそのレースで活躍した最強馬たちについて詳しく紹介します。

アーモンドアイ（牝）

アーモンドアイは、2018年に牝馬三冠を達成し、その後もジャパンカップや天皇賞（秋）など、国内外でG1を9勝した名牝です。

特に2018年のジャパンカップでは世界レコードを樹立し、競馬界に衝撃を与えました。

スピードとスタミナを兼ね備え、芝1600mから2400mまで幅広い距離で強さを発揮し、引退までそのパフォーマンスを維持しました。

生涯獲得賞金額：19億5541万円
主戦騎手：クリストフ・ルメール
代表レース：2018年ジャパンカップ
生涯成績：15戦11勝

オルフェーヴル（牡）

オルフェーヴルは、2011年に日本競馬史上7頭目となる三冠馬となり、さらに2012年、2013年には凱旋門賞で惜しくも2着になるなど、世界を舞台に活躍しました。

激しい気性から「暴れ馬」とも称されましたが、それを抑え込んで圧勝するレースぶりが魅力です。

特に長距離戦線での強さが際立ちましたが、中距離レースでもその実力を遺憾なく発揮しました。

生涯獲得賞金額：19億5460万円
主戦騎手：池添謙一
代表レース：2011年菊花賞
生涯成績：21戦12勝

キタサンブラック（牡）

キタサンブラックは、2016年と2017年の天皇賞（春）を連覇し、2017年の有馬記念でも勝利を収めた名馬です。

中距離から長距離まで幅広い距離で安定した成績を残し、その持久力とレースセンスは際立っていました。

引退後も種牡馬として高い評価を受けています。

生涯獲得賞金額：約18億7684万円
主戦騎手：武豊
代表レース：2017年有馬記念
生涯成績：20戦12勝

ジェンティルドンナ（牝）

ジェンティルドンナは、2012年に牝馬三冠を達成し、同年のジャパンカップでは史上初の牝馬優勝を成し遂げました。

翌年もジャパンカップを連覇し、その後も世界の舞台で活躍しました。

特に芝2400mの中距離レースでの安定した強さが光り、瞬発力と持久力を兼ね備えた名牝としてその名を競馬史に刻みました。

生涯獲得賞金額：18億3361万円
主戦騎手：岩田康誠
代表レース：2012年ジャパンカップ
生涯成績：19戦10勝

ディープインパクト（牡）

ディープインパクトは、2005年に無敗でクラシック三冠を達成し、その後も数々のG1レースで勝利を収めた日本競馬界の伝説的な名馬です。

特に芝2400mの日本ダービーでは、驚異的な末脚で他馬を圧倒しました。

その圧倒的なスピードとスタミナは、中距離から長距離まで幅広いレースで発揮され、引退後も種牡馬として大きな影響を与えています。

生涯獲得賞金額：14億5454万円
主戦騎手：武豊
代表レース：2005年日本ダービー
生涯成績：14戦12勝

ウオッカ（牝）

ウオッカは、2007年に牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制覇し、その後も東京競馬場で数々のG1レースを制した名牝です。

特に芝1600mから2000mの中距離戦で驚異的な強さを発揮し、2008年の天皇賞（秋）でも優勝しました。

牝馬でありながら牡馬を相手に堂々と渡り合い、その名は日本競馬史に燦然と輝いています。

生涯獲得賞金額：13億5541万円
主戦騎手：武豊、四位洋文
代表レース：2007年日本ダービー
生涯成績：26戦10勝

シンボリクリスエス（牡）

シンボリクリスエスは、2002年と2003年に天皇賞（秋）を連覇し、ジャパンカップや有馬記念でも圧倒的な走りを見せた名馬です。

特に、2003年の有馬記念では、後方から一気に突き抜ける驚異的な末脚でファンを魅了しました。

中距離レースにおいて、スタミナとスピードを兼ね備えた馬として知られています。

生涯獲得賞金額：10億4540万円
主戦騎手：岡部幸雄、ペリエ
代表レース：2003年有馬記念
生涯成績：15戦8勝

スペシャルウィーク（牡）

スペシャルウィークは、1998年の日本ダービーや1999年の天皇賞（春）で勝利を収めた名馬です。

特に日本ダービーでは、同期の強豪馬を相手に勝利を収め、その後もジャパンカップや天皇賞（秋）などで活躍しました。

引退後も種牡馬として数々の名馬を輩出しました。

生涯獲得賞金額：約10億970万円
主戦騎手：武豊
代表レース：1998年日本ダービー
生涯成績：17戦10勝

グラスワンダー（牡）

グラスワンダーは、1998年と1999年の有馬記念を連覇した名馬です。

特に1999年の有馬記念では、同期のスペシャルウィークとの激しい叩き合いを制し、その強さを証明しました。

中距離から長距離まで幅広く対応できる馬として、安定したパフォーマンスを見せ続けました。

生涯獲得賞金額：約9億1372万円
主戦騎手：的場均
代表レース：1999年有馬記念
生涯成績：15戦9勝

エイシンフラッシュ（牡）

エイシンフラッシュは、2010年の日本ダービーと2012年の天皇賞（秋）で勝利を収めた名馬です。

特に天皇賞（秋）では、驚異的な末脚で勝利を掴み、その後も中距離戦線で活躍しました。

堂々とした風格と強さを兼ね備えた競走馬としてファンに愛されました。

生涯獲得賞金額：約8億9200万円
主戦騎手：内田博幸
代表レース：2012年天皇賞（秋）
生涯成績：22戦6勝

サイレンススズカ（牡）

サイレンススズカは、逃げ馬として圧倒的なスピードを誇り、1998年の宝塚記念などで見事な逃げ切り勝ちを収めました。

特に中距離での逃げ戦法が冴え渡り、ライバルたちを寄せ付けない走りが魅力でした。

残念ながら天皇賞（秋）でレース中に故障を発生し、競走馬としての生涯を終えましたが、そのスピードは今もファンの記憶に残っています。

生涯獲得賞金額：約4億3722万円
主戦騎手：武豊
代表レース：1998年宝塚記念
生涯成績：16戦9勝

アグネスタキオン（牡）

アグネスタキオンは、2001年の皐月賞を制し、無敗のままクラシック戦線を走り抜けました。

故障により引退を余儀なくされましたが、その圧倒的なスピードと強さで注目を集めました。

引退後は種牡馬としても成功し、後継馬が数多く活躍しています。

生涯獲得賞金額：約3億9432万円
主戦騎手：河内洋
代表レース：2001年皐月賞
生涯成績：4戦4勝

まとめ

この記事では、競馬における中距離の定義と、歴代最強馬ランキングについて解説してきました。

中距離レースは、スピードとスタミナの両方が必要で、最強馬を見極めるための重要なポイントになります。

これらの情報を活用することで、競馬観戦が一層楽しくなり、より深い知識でレースを楽しむことができるはずです。